耳を塞いでも、逆に大きくなるだけだった。
頭の中にこだまして、何度も何度も僕に囁かれる、騒音。
初めの頃はよかったよ。何も思わなかったし、無関心でいられた。
けれど、今はそうはいかない。
一度気にしてしまったら、それが命取りになってしまった。
もう、抜け出せない。
もう、止んでくれない。
次にあの言葉を囁いてくれるのは、いつだろうか…。
自分の耳を千切り取りたくなるほど自分を責めてしまう考えが頭をよぎった。
僕は馬鹿か。そうだ、気にしてしまった、僕が馬鹿だった。
いつも同じ時間に会いにやって来るあの子を、いつの間にか待っていたみたいだ。
それこそ騒がしい音を立てて、走ってくる。その姿が壁越しに分かる気がするよ。
「 」
さあ、始めようか。楽しい遊びを。
次は「ず」