今日が終わる暗闇の中

三日月がゆっくりと傾き始めた



街路灯が数少ない通行者を照らす



凍てついた風を受けて

天を仰ぐ木々たちが揺れている







冒険したいと言っていたっけ

来る日も来る日も外を眺めて




ガラスの向こうの寒々とした空気




凍てついたその風を 受けた事はない

類のものでさえそうだ









空が明るみ始めた





恋慕の相手を思い浮かべて

頬を緩めつつ陽光を浴びる







童謡が浮かんできた

歌った記憶にないやつだ


練習していたのを聞いたのだったかな

しばらくは聞いていない





意味の分からない詩が


心を揺さぶった日を

突然思い出した




春の小鳥の詩だ









細ばった腕を目の前の空間に投げ出して

霞んでしか思い出せない彼女を思い出す


睨んだって怖くない彼女の優しさに溢れる眼




死ぬ間際にはいいものが見えるものだ




来月を何年待っただろう


泣かせたくなかった彼女を泣かせてしまった










一番 側にいてくれて ありがとう











君がいて 僕がいる


それほどうれしい事は 他に知らない





次は「み」
舞風の代理up